- 2021/05/13
- その他
唾液を増やして虫歯を予防しよう
はじめまして!去年の10月から杉デンタルクリニックで働き始めました、受付・助手の吉田です。まだまだ勉強中ですがお気軽にお声掛けください。
今回は唾液についてお話します。
毎日しっかり歯磨きしているのに何故か虫歯になりやすい…という方はいらっしゃいませんか?
虫歯といえば甘い物の食べすぎなどを考える方が多いと思いますが、いくつもの原因が重なり合って発生します。虫歯になりやすい人となりにくい人がいますが、その差の一つとして唾液量の違いがあります。唾液は口の中の細菌を流す役割を担っており、分泌量が多いとその役割は強力になります。誰でも意識すれば日常の癖や生活習慣によって分泌量を多くすることができます。
☆唾液の機能
�@自浄作用
汚れを洗い流す作用。適度な粘性を持った唾液が口の中の汚れを洗い流します。
�A緩衝作用
口の中を中性に保とうとする作用。飲食による様々な刺激に対して元の環境に戻そうとします。
�B再石灰化作用
虫歯菌により溶けかけた歯を修復して強くする作用。
�C抗菌作用
菌やウイルスに対して殺菌・抗ウイルスをおこなう作用。
�D消化作用
糖を分解して細かくする消化酵素の作用。
�E湿潤作用
口の中を保湿してくれる作用。
☆唾液の分泌量が少なくなる原因
・口で呼吸をする
・ストレスを感じている
・糖尿病、腎不全などの病気をもっている
・口の中が乾きやすくなる副作用がある薬を服用している
☆唾液の分泌量を多くするには
�@よく噛んで食べる
唾液は噛めば噛むほど多く出るので、食事の時にはよく噛んで食べましょう。
�A適度に水分補給をする
水分補給をすると唾液の分泌を促進します。
�Bリラックスする
緊張により交感神経が優位になることで副交感神経が抑えられ、唾液の分泌量が減少します。リラックスしましょう。
�C鼻呼吸する
口呼吸をすると乾燥した空気を口に取り込み唾液が蒸発するため、口が乾きやすくなります。
�Dガムを噛む
定期的にガムを噛めば唾液の分泌を一定に維持できます。ただしキシリトールやPoscaなどのシュガーレスタイプのガムを噛んでください。
唾液は虫歯予防に大切な働きをしますが、確実に予防するには唾液だけに頼らず、しっかりとした予防が必要です。毎日のご自身のケアと歯科医院でのケアでお口を健康に保ちましょう。
杉デンタルクリニック
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