予防歯科とは
歯を失う主な原因とされるむし歯と歯周病を防ぐことこそが、健康な歯を保つためには欠かせません。
過去にむし歯や歯周病にかかって痛い辛い思いをした経験がある方なら、もう二度と同じ思いをしたくないでしょう。
お口の中には、バイオフィルムといわれるバクテリアの硬い膜が形成され日常のブラッシングで除去することはできません。
歯科医院で専用器具を用いて、機械的に除去する必要があります。
そのため、定期的に歯科医院に通ってクリーニングなどの予防処置を受けることが大切です。
当院では定期検診の受診をおすすめしています。
年に数回ご来院いただいて、むし歯や歯周病の原因自体を取り除く処置を施します。
健康な歯は、食事や会話など人生を楽しむために欠かせないもの。
歯の健康を保ちたい方はぜひ杉デンタルクリニックにご相談ください。
予防歯科の効果
むし歯予防を行わない場合、80歳になった時に残っている歯は19本以下という統計が出ています。
また、定期的に予防を行っていた場合は、なんと20本以上の歯が残っているという統計もあるのです。
予防歯科とは、アンチエイジングとしての効果も大いに期待できる手段として広く認知されています。
PMCT
PMTCとは、
- P・・・プロフェッショナル(専門家による)
- M・・・メカニカル(機械的な)
- T・・・トゥース(歯の)
- C・・・クリーニング(清掃)
の略で、歯のプロが専門の機械を使って行う「本格的な歯のお掃除」のことです。
歯のプロである歯科衛生士や歯医者が、高度なスキルで歯に付いた汚れを完全に落として、キレイにします。
歯が生えそろう3歳以降なら、誰でも受けていただけます。
歯が生えている方なら、特に年齢制限はありません。
PMTCは痛くない!!
PMTCは痛くない!!
ゴム製のチップややわらかい毛のブラシを使って汚れを落としますので、痛みはまったくありません。
もちろん、歯や歯ぐきを傷つけることもありません。
気持ちが良くて眠ってしまう患者さまがいらっしゃるくらいです。
PMTCを受けるメリット
PMTCを受けるメリット
PMTCの最大のメリットは、定期的に受けていただければかなり高い確率で、虫歯や歯周病を防げることです。
また、その他にも下記のようなメリットがあります。
- 1歯周病の悪化を食い止めることができます
- 2歯が白くきれいになります
- 3口臭を予防することができます
正しいブラッシングの仕方
- 01
- 歯ブラシの毛先の長さは前歯4本分かそれ以下で、普通かやや柔らかめ歯ブラシを選びましょう。
- 02
- 歯ブラシはペンを持つように軽く握ります。
- 03
- 歯ブラシの毛先を歯の表面に直角にあてて小刻みに軽く動かしましょう。
- 04
- 磨き残しがないように、時々歯ブラシの先端を縦や横に向けて丁寧に磨きます。
- 05
- 歯茎も軽くブラッシングします。
- 06
- 歯と歯の間など歯ブラシだけではきれいに磨けない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することをおすすめします。
- 07
- 歯ブラシは最低1ヵ月に1回交換しましょう。
- 08
- 電動歯ブラシも虫歯や歯周病の予防に有効で、歯肉をマッサージする効果もあります。
正しいデンタルフロスの使い方
01
デンタルフロスを約40センチの長さで切り取ります。
02
両手の中指に両先端を巻き付けます。
03
両手の間が10〜15cm開くように巻きつけたフロスをほどきます。
※きつく巻きすぎないようご注意ください。
04
人差し指と親指でフロスをつかみ、両手の間にできる1〜2cmのフロスを歯の間に通し、お掃除します。
これが基本の持ち方です。
05
上の前歯の間を掃除するときは、片方の巻き付けをほどき、もう片方の人差し指にフロスを乗せ、フロスをほどいた方の人差し指と親指で引っ張って通します。
06
下の前歯を掃除するときは、上の歯と同様片方の巻き付けをほどき、もう片方の手で引っ張って通します。
07
上の奥歯を掃除するときは人差し指を上にのばし、
その先端にフロスをひっかけて歯の間に通します。
08
下の奥歯を掃除するときは人差し指を下にのばし、
その先端にフロスをひっかけて歯の間に通します。
09
フロスを動かすときは左右交互に引っ張りながら上下に移動させてください。
10
フロスが汚れてしまったら、片方の指で汚れたフロスを巻き取ってきれいな所を使いましょう。