- 2022/01/28
タバコが口腔内に与える影響
受付・助手の吉田です。令和4年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
再び新型コロナウイルスが流行し大変な時期ですが、体調には気をつけてお過ごしください!
今回はタバコについてです。タバコが体に悪いことは皆さんご存知だと思いますが、「タバコがお口の中に与える影響」について考えたことはありますか?タバコを吸う時一番初めに煙が触れるのはお口の中です。タバコはお口の中に様々な悪影響を与えます。今回は、禁煙の一つのきっかけになるように、タバコがお口の中に及ぼす影響についてお話します。具体的にタバコが口腔内に与える影響は大きく分けて3つあります。
[�@歯周病]
喫煙者と非喫煙者を比べると、喫煙者の方が約4倍歯周病になるリスクが高まります。タバコのヤニによって、歯や歯茎にまで虫歯菌が付着します。歯周病は虫歯菌によって引き起こされるため、タバコを吸うだけで歯周病のリスクは高くなります。また、ニコチンには血管を収縮させる効果があり、老廃物や栄養素、酸素が血管を流れにくくなります。そのため出血が少なくなり、炎症に気付かないまま歯周病が進行していきます。
[�A歯や歯肉の着色]
タバコの煙に含まれているヤニは、それ自体が黄ばみの原因になるだけでなく、飲食による着色汚れが付着しやすくする性質があります。そのため、コーヒーや紅茶、赤ワインなどの飲食物に含まれている色の成分を歯に吸着させ、黄ばみを定着させます。また、タバコによって歯茎が黒ずむことがあります。原因はニコチンによる血管収縮です。健康的な歯茎は毛細血管がしっかり流れるためピンク色ですが、タバコを吸うことで毛細血管が収縮し、黒ずんで見えます。また喫煙によるメラニン色素の沈着も原因のひとつです。
[�B口臭]
喫煙者の口臭は単純にニコチンやタールの臭いがするだけでなく、歯周病の悪化に伴い歯周病原因菌が発する臭いも口臭に加わりやすくなります。タバコの臭いが強いためそれによって隠されているだけで、歯周病によって素の口臭も強くなっている場合があります。
では歯をタバコから守るためにはどうすればよいのでしょうか?
・こまめに正しい歯磨きをする
・タバコを吸った後に水でお口をゆすぐ
・歯科医での定期的なクリーニングをする
これらのことを心掛けてください。しかしタバコは絶対に吸わない方が良いです。虫歯や歯周病、口臭の原因になったり、将来的には治療もできなくなることもあります。禁煙をしてお口の健康を守りましょう。
杉デンタルクリニック
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