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  • 2022/05/23
  • お口のトラブル

抜けた歯を放置するとどうなる?身体への悪影響を解説

むし歯や歯周病、転んだ際の外傷などによって失った歯は、適切な方法で治療しなければなりません。
歯がない状態は病気ではないので、そのまま放置しても問題なさそうに感じますが、実はお口の中や全身にさまざまな悪影響が及びます。
今回はそんな抜けた歯を放置した場合に起こり得るトラブル・悪影響についてわかりやすく解説します。




▼見た目が悪くなる



私たちの歯は、すべてがそろっていて初めて自然な見た目が形成されます。
それが例え下の前歯のような小さな歯であっても、1本なくなるだけでとても大きな違和感が生じます。
皆さんもおそらく、笑った時に歯がない部分がある人を見ると、「なぜ治療を受けないのだろう」と不思議に思うことかと思います。
そうした口元の審美性の低下は、どちらかというと患者さんの精神面に大きな悪影響を及ぼします。
具体的には、自然に笑えなくなった、人前で話すのが恥ずかしくなった、といったお悩みを抱える方が多くなっています。


▼食事がしにくくなる



むし歯などで抜けた歯を放置すると、上記の「審美障害」と同時に「そしゃく障害」もすぐに現れます。
とくに抜けた歯が大臼歯や中切歯であれば、食べ物を噛みにくいと感じる場面が多くなります。歯が持つ最も重要な機能が低下することは、極めて大きな悪影響といえます。
食事で噛みにくいと感じることが多くなると、噛まずに済むものばかり選ぶようになり、顎の骨や筋肉もどんどん退化していって「口腔機能低下症」のリスクが上昇する点にもご注意ください。


▼歯並び・噛み合わせが悪くなる



意外に思われるかもしれませんが、むし歯や歯周病などで抜けた歯を治療せず放置すると、歯並びが悪くなってきます。
私たちの歯は歯列内にすき間があると、その空間を埋めようとして移動を始めるのです。実際、抜けた歯を入れ歯やブリッジ、差し歯などで治療をせず、数年間放置した人の歯並びは、大きく乱れます。
その結果、嚙み合わせも悪くなるため、そしゃく障害もより一層強まってしまうのです。


▼残った歯・顎の骨に負担がかかる



ここまで、抜けた歯を放置した場合に起こる現象について順を追って解説してきましたが、最終的には、残った歯や顎の骨に大きな負担がかかり、さまざまな異常を引き起こすようになります。
具体的には、残った歯の破折や亀裂を誘発し、歯痛を招きます。

また、そしゃく機能の支点となる顎関節が破壊されたり、その周囲の筋肉に炎症が生じたりすることもあるのです。
専門的には「顎関節症(がくかんせつしょう)」と呼ばれるものですね。
これらは歯が抜けてから数日や数週間で現れる症状ではありませんが、長期間放置するとそうした深刻な状態にまで発展しかねないのです。


▼歯が抜けたらできるだけ早く治療を受ける



歯が抜けた原因が何であれば、早期に治療を受けるに越したことはありません。
神戸市灘区の「杉デンタルクリニック」でも患者さまそれぞれの状態に適した治療法をご提案できます。
一般的には、ブリッジ・入れ歯・インプラントといった3つの選択肢から選ぶことになります。いずれにせよ早期に治療することで、歯が抜けたことによるデメリットを最小限に抑えられます。


▼まとめ



このように、抜けた歯を放置すると、見た目が悪くなる、食事がしにくくなる、歯並び・噛み合わせが悪くなる、顎関節症を発症する、といった多岐にわたる悪影響が生じてしまいます。
さらに、心身のバランスが乱れることで、全身の健康も悪くなることでしょう。
ですから、抜けた歯の本数が1~2本であったとしても軽く考えることはせずに、一刻も早く歯医者さんに相談するようにしてください。
神戸市灘区の六甲駅で開業している「杉デンタルクリニック」なら、患者さんのQOLを第一に考えた最善といえる治療法をご提案できます。

歯や口のお悩み・症状は、お気軽にご相談ください。
杉デンタルクリニック
〒657-0051
兵庫県神戸市灘区八幡町2-10-9
阪急神戸線「六甲駅」南側下車・徒歩1分
TEL.078-200-6418

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