- 2024/02/28
- お口のトラブル
TCHって何?
受付・助手の吉田です。
寒さの中に春の気配を感じる頃となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今回はTCHについてお話します。
TCHは「Tooth Contacting Habit」の略で「上下歯列接触癖」です。
皆さんは上下の歯が接触しているのは1日どれぐらいか知っていますか?
通常何もしていない時、上下の歯には隙間があり、食事や会話をする際のみ接触します。そのため普通は接触するのが1日20分程度だと言われています。しかしTCHがある方は気づかないうちに長時間に渡り上下の歯を接触させてしまっています。
☆TCHはどんな時にしているの?
日常のよくある行動の中でTCHは生じます。
⚪︎緊張している時
⚪︎集中している時(勉強、パソコン、車の運転)
⚪︎家事をしている時(料理、掃除)
⚪︎スマホを見ている時
☆TCHがある人は?
⚪︎頬の粘膜や舌に歯の圧痕がある
⚪︎歯がすり減っている
⚪︎頭痛や肩こりがある
☆TCHがあるとどんな影響があるの?
上下の歯の接触時間が長くなると、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増えてきます。
⚪︎歯が割れたり欠けたりする
⚪︎歯の詰め物が取れやすくなる
⚪︎顎関節症を引き起こす
⚪︎知覚過敏が悪化する
⚪︎頭痛や肩こりの原因になる
☆治すためには?
TCHは無意識の習慣なのですぐに治すことは難しいです。まずは本人が自覚し、癖をやめようと意識することが最も重要です。
対策としては、家や職場に「歯を離す」など書いた付箋を貼って意識しやすい環境を作ることです。2、3ヶ月続けることで習慣化されていきます。
また、ストレスも原因の一つなので溜め込まず発散しリラックスすることも大切です。
杉デンタルクリニック
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