- 2022/06/03
- 予防・メンテナンス
食道がんと歯周病に関係がある?!
こんにちは、助手、受付の三明です。
口の中の特定の細菌が食道がんのリスクになる可能性があるそうです。
まず、食道がんは周辺の組織や臓器に広がりやすい半面、早期発見が難しいとされています。
この研究結果では、食道がんと診断された入院患者とその他の入院患者に対して、PCR検査を使ってそこに含まれる7種類の代表的な歯周病の原因菌の数を推定したとのこと。
問診の結果では、食道がんの患者の方が歯周病の状態が悪く、喫煙率や飲酒の頻度が高いことが判明したそうです。
さらに、歯垢に含まれるある種の細菌は、食道がん患者では16人で検出されたのに対して、その他の入院患者での検出は1人だけ。この細菌は、食道がん患者では唾液からも高い確率で見つかったそうです。
唾液中でこの菌が見つかると、食道がんリスクは約6倍に高まる。さらに、歯垢で別の菌が見つかると約33倍になることも分かったそうです。
これまでに、ある種の口腔内細菌や歯周病菌が、消化管のがん組織から検出されたとの複数の研究結果が報告されております。細菌とがんの発症、進行との因果関係の解明が進んでいます。
将来、歯周病を検査することによって食道がんを見つけることができるようになる時代が来るのかもしれません。
現代では、口腔内の細菌といろいろな病の関係なども研究されていたりします。
口腔内とどんな病が繋がっているか、わかりません。
皆さんも、口腔内を綺麗に保って予防して下さい!
杉デンタルクリニック
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