- 2023/11/30
- 歯周病・むし歯
歯の硬さと弱点は?
歯科衛生士の山野です。紅葉も終わりに近づき、寒さも一段と厳しくなってきましたが、寒さ対策はお済でしょうか?
今回のテーマは歯の硬さについてです。
歯は身体の中で一番硬い組織です。どのぐらいの硬さなのか調べてみました
ここで言う硬さの基準は「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」です
モース硬度1:チョーク
モース硬度2:純金
モース硬度3:サンゴ
モース硬度4:鉄
モース硬度5:ガラス
モース硬度6:オパール
モース硬度7:人間の歯
モース硬度8:エメラルド
モース硬度9:ルビー
モース硬度10:ダイヤモンド
虫歯になった時に歯を削るにはステンレスにダイヤモンドの粒子をつけた物で治療します
ちなみに、人間の歯は、表面にあるエナメル質の下に「象牙質(ぞうげしつ)」や「セメント質」などがあります
象牙質はモース硬度6、セメント質はモース硬度5程度と、歯全体が硬い組織で構成されています。
しかし硬い丈夫な歯でも、弱点があります。
それは、口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌など)が出す「酸」です。
酸には、歯の表面にあるエナメル質を溶かす性質があります。
ダラダラ食べや、砂糖の摂取量や摂取回数が多いなどの習慣があると、口内が酸にさらされる機会が多くなり、エナメル質が溶け出しやすくなります
溶けた歯は、唾液の働きで徐々に溶ける前の状態に戻ります(再石灰化と言います)
食事をするたびに再石灰化を繰り返し、虫歯を防いでいますが、酸によってエナメル質や象牙質が傷つくと、再石灰化が上手くいかず虫歯になってしまいます。
歯を守るためには、正しいケアで酸の原因となるプラークを除去することが必要になります
余談ですが、業務用冷凍庫でカチカチに凍らせたあずきバーは、一時的にではありますが、サファイヤやダイヤモンドに匹敵する硬さになるそうです。
その硬さはなんと、モース硬度10!
人間の歯のエナメル質のモース硬度は7
確かに硬いですよね…
あずきバーを食べる度に友達の顎が外れ、涙ながらに自分で戻した事を思い出します
歯や口のお悩み・症状は、お気軽にご相談ください。
杉デンタルクリニック
〒657-0051
兵庫県神戸市灘区八幡町2-10-9
阪急神戸線「六甲駅」南側下車・徒歩1分
TEL.078-200-6418
///一般歯科・小児歯科・予防歯科・口腔外科・訪問歯科///
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