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  • 2022/03/07

フッ素って何?

初めまして。歯科衛生士の中山です。


私は8歳と2歳のわんぱく盛りの男の子を子育て中ですが、周りのお友達からフッ素についてよく聞かれます。

虫歯予防のフッ素の効果があることは皆さんよくご存じだと思いますが、なぜフッ素が歯にいいのか?どんな効果があるのか?ご存知ない方が多いのではないでしょうか?

また中にはフッ素に不安を持たれているお母さんもおられるかもしれません。ネットでフッ素と検索すると体の悪影響について書かれた記事をよく見かけます。

そもそもフッ素って何?

純粋なフッ素(F2)は常温では気体ですが、非常に不安定ですぐ他の何かとくっいてしまう性質があります。
そのため、自然界ではNaF(フッ化ナトリウム)などの化合物としか存在できず歯科で用いるフッ素もF2(純粋なフッ素)ではなくNaFなどのフッ化物と呼ばれるものです。

フッ素はお茶、にぼし、昆布などほとんどの食品に天然に含まれ、水道水にも母乳にも含まれています。

フッ素は危険?体に悪影響は?

答えは・・・

摂りすぎれば毒に
適量使えば薬に

使い方、使う量を守れば問題ありませんが、悪影響が出る場合があります。

フッ素の為害作用
�@一度に多量のフッ素を誤飲した場合
急性中毒:下痢 嘔吐 痙攣 呼吸困難

�A長期間過剰にフッ素を摂取した場合
生まれてから7歳くらいまでの過剰に体内にフッ素を摂取した場合、永久歯に班状歯(はんじょうし)というフッ素症が現れることがあります。

フッ素で期待できる効果
�@歯の再石灰化を促す
�A歯の歯質自体を強化
�B虫歯菌の抑制
�C虫歯の酸の酸性も抑制

などがあげられます。そしてフッ素には特に効果的な時期があります。

生えたての歯は表面も柔らかく、とても虫歯になりやすい無防備な状態です。
そのためこの時期のフッ素塗布が特に有効です。

乳歯が生えてくる時期や、永久歯に生え変わるタイミングなどで行うと健康な歯を守るのにより効果的です。

フッ素はしばしば誤解されることがあります。
よく耳にするのが「フッ素を塗っていれば虫歯にならない」です。
フッ素には虫歯予防効果がありますが必ずしも虫歯を防いでくれるものではありません。
フッ素は子供から大人まで多くの人が行ってきた歯を丈夫にするための手段です。
仕上げ磨きやおやつの食べ方、定期的な検診も大切です。

コロナウイルス感染症の拡大がまだまだ心配ですが、安心して受診していただけるよう感染対策をしっかりしてお待ちしております。


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杉デンタルクリニック
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